やわらかいけど低い枕Aと、高いけど固い枕Bがあって、最初は枕Aを使ってたんだけど、どうにも低くて首が疲れるってことでその下にタオルケットを敷いて使ってた。
おお、これはジャストフィットと思って使ってたものの、しばらくするとやっぱりなんだか首が疲れるので、枕Aがへたったせいなのかな、もうこうなったら新しい、高さのある枕を買おうってことで枕Bを買った。
枕Bは確かに高さはあって首が疲れないのはいいんだけど、堅さが半端ないので頭が痛くてしょうがなく、しばらくすると、これもまた眠れなくなってきたので、おとといの夜、もうええわいと何もなしで眠ろうとしたもののあえなく挫折。これはさすがに寝られないっす、ってなことでタオルケットを重ねてそれらしくするもののやっぱり低くて寝られない。じゃ、どうしたもんかと部屋を見渡すと枕Aが転がっていたので、試しに使ってみると、ジャストフィット。そして思ったことは、ああ、高くて気持ちいい。


幸せの青い鳥はそこにいたんだね、的な話になってるけど、この話が青い鳥に似てるんじゃなく、青い鳥がこの話に似てるんじゃないかなっとか思う。青い鳥は最初から家に居たわけじゃなく、外から帰ってきたことにより飼ってた鳥が青い鳥になった、あるいはその鳥が青い鳥であることに気付いた、ってカンジでさ、多分ずっと家に居たらその鳥が青い鳥であることに気付かなったと思うんだよね。外での大変な経験がなかったらさ。
比較対象がないと比べられない、というか、直近の経験で物事を判断してしまいがち、って話に近い気がする。さらに枕の話でいうならば、慣れも加わるから、結局のところ、ないものねだりというか、慣れたら飽きて新しいものが欲しくなるというか、理想を追い求める運動というか、そういったところなんじゃないかなっと。しかしまた枕行脚の旅がはじまるのか。や、構造さえわかってしまえば、直近に極端なものを挟めばいいんだから、また枕なしでちょっと寝て最低レベルの低さに体を慣らした後で枕Aを使えば、楽になるっちゃなるのかな。