さすが無印

本屋の帰りにふと無印の飲み物が飲みたくなったので寄ってみる。コンビニにばかり行ってると無印の見慣れないラインナップが新鮮に見え、あれこれと3つばかし選んでレジへ行く。レジにはカップルが先に並んでいたのでぼーっと待っていると空いてるレジに店員が入りお客様こちらへどうぞ、と声をかけてきたのでそちらへ行くと自分を見て店員の顔があからさまに変わった。視力が絶望的な自分ですらわかるくらいあからさまに。
おいおい何だい。場違いな客だとでも言いたいのか爽やかボーイ(店員)。何ヶ月か前に外人が無印の接客に感動したって話があったけど、本家の日本じゃこんなもんかい、けっ!などと勝手に思い、むすーっとしてると会計が終わり商品を手渡す段階に。けっ、さっさと帰ってやるっと商品に手を伸ばそうとしたら、爽やかボーイな店員が顔を近づけてきた。
え?何、何?あ、すいません、むすーっとしてすいません、視力が悪くて目を細めてるだけで決してガン飛ばしてたわけじゃないんです、ごめんなさいごめんなさい、っと卑屈モード全開でびびっていると、目の前まで顔を近づけた店員が一言。
「ファスナーが開いてらっしゃいますよ。」


あまりにも爽やかに言われたもんだから、本当言葉もないどころか、恥ずかしさとかそんなんすっ飛ばして笑っちゃったね。なんて気持ちのいい爽やかさ。ははは、ありがとうございます、って何故かお礼まで言っちゃう始末。気分良く笑いながらファスナーを上げて、そのまま店を後にした時思ったね。さすが無印。