外道

どちらかというと外道なキャラの方が好きだったりする。盲目的にそれが絶対であると道に従うキャラよりも、道に囚われることなく道を外しているキャラの方が魅力的に思えるから。同じ道を外すにしても、道を重要なものだと知った上で敢えて道を外すキャラよりも、道?何それ食えんの、おいしいの?と自然に道を外しているキャラの方が好ましい。己が道を当たり前のように最上位に置いてる姿が魅力的に映る。

決して善ではない、というかむしろ悪とされる手段を用いることが多い主人公が、ある時迷わずに善と呼ばれる行いをしようとするのを見て、悪だ悪だと人々に呼ばれてた少女はキレる。貴様に悪としての誇りはないのか!?そして主人公は答える。ねーよ、ばーか。善だからするわけでも悪だからするわけでもねーよ。俺は俺がしたいことをしてるだけなんだから。悪だからそうしなければならないだなんて縛られてるお前ってバカじゃね?
中略
だから一般的には普段悪とされる行いをする者が善とされる行いをするのは偽善であると躊躇われるが、彼にはそんなことがない。やりたいと思うことに従って行動していたら悪だというレッテルを貼られたが、当人としては悪なんてちゃちなものに従っているわけではないので、助けたいと思う人が現れたら全力を以てその人を助ける。偽善ではなく、自らがしたいから、という行動原理によって。
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