子どもは天使だ、子どもは悪魔だ、ってどちらにも言われたりするけど、結局は同じことで子どもってのは大人の常識がまだ身に付いてないから、フィルターを通してない、ありのままの世界をそこに映す。だからそこに善悪という概念はなく、常識に凝り固まった大人がその無邪気な行いを見て、天使だ、悪魔だ、と評価を下して常識の中に取り入れようと、常識で咀嚼しようとする。理解できないものは怖いから。

昔に書いた話も、この前の話、d:id:snyd:20090808:1249723855、薄汚い余計なもんをぶっ壊したら純粋なものが現れる、ってのをベースに考えると理解しやすい。子どもは生まれて間もないから、排ガスの中で暮らした期間が短いから、善悪だなんて薄汚いもんに毒されておらず、いくらかの純粋さを保っている。だからこそ、虫を潰すのを楽しめる。善だとか悪だとか、そんな薄汚いフィルターを通さない、自分より弱いものを思うがままに弄べる愉快さを、存分に享受できる。ぷちっ。きゃはははは。純粋さ。