そういえば

この前バリバリ90年代の物語を読んで、最近は昔みたいなぼんやりとした不安的な、先の見えない押しつぶされそうな閉塞感がなくなったなーとかふと思う。これは歳を取ったせいというよりも、どうなるかわからない停滞から、衰退が確定したことによるんじゃないかな。没落というよりは斜陽。夕陽な気分。黄色い。長い。夕陽。ま、ワンチャン大逆転もあるんだろうけど、そーゆーの抜きにして、負け確ってのも、それはそれでありじゃないかな。
じみへんで、人生は無意味だ、って先生に向かって高校生が叫んだら、今ごろ気づいたのか?、って返される話があったけど、その後高校生は街を歩いてるといろいろな人に主婦だったり老人だったり魚屋だったりに今ごろ気づいたのか?と繰り返し言われ続ける、そんなカンジ。日本はもうダメなんだよ!終わりなんだよ!ってのが90年代だとしたら、それが確定したのが00年代。今の若い子にそーいったこと言ってもリアクション薄いでしょ、多分。え?そんなの当たり前じゃないですか?大丈夫ですか?とむしろ心配されてしまうレベル。ま、そっから始まるなんかもあるだろうと。焼け跡から立ち上がるとかじゃなく、それを前提とした、新しい受容の仕方が。