人生に向いてないんだよ

この考え方はわりと好きなんだけど*1、向いてる向いてないって何なんだろうなーってぼんやり考えてるときにふとキレる。つーか、大体なんぞ、人生に向いているって、向くもクソも、そもそもの話、俺が生きた過程が人生だろうが、っつー。
いい人生もわるい人生もない。いいとされる人生とわるいとされる人生があるだけであり、よくある人生あまりない人生があるだけの話。よいとされる人生だったところで、弔問客が増えるだけであり*2、死んじまったらそんなこと何の足しにもなりはしない。弔問客を増やすために人生という舞台で見せかけの役を演じる役者と*3、演じなかったが故に弔問客なき無縁仏との間にどれだけの差があるんだろう。
もちろん自らをよく御し良識的に生きようとする人は敬意を表するが、その行為が壮大なオナニーであることにかわりはない。以前24時間で何回オナニーできるか挑戦した人のホームページがあった気がするが*4、あれと同じ意味での敬意。あるいはベルセルクモズグス様が話す、聖女が死にかけの老人を見つけたので助けようとしたら触らないでください、わたしがこうして道端で朽ち逝くのはひとり孤独で誇り高き一生を送った証なのですからどうか、この崇高なる最期の時をあなたの温もりで汚さないで下さい、というエピソード。へー、すごいけど、アホやねー、的な。

*1:みんながみんな強制参加って考え方よりはずっと

*2:じみへん

*3:hypokrisis

*4:昔ながらのホームページで二十数回くらい