あなたの知恵と知識、これがあなたを迷わせた

イザヤ書(新改訳) 47:10
あなたの知恵と知識、これがあなたを迷わせた

最近流行りの選択肢のパラドックス、多すぎる選択肢は人を不幸にする的な話、を思い出す。選択の科学にあった、原理主義的な宗教の信者の方が人生に対して楽観的で鬱病の割合が少ないって話とかも。
ちなみに続きはこんな感じ。

イザヤ書(口語訳) 47:10
あなたは自分の悪に寄り頼んで言う、「わたしを見る者はない」と。あなたの知恵と、あなたの知識とはあなたを惑わした。あなたは心のうちに言った、「ただわたしだけで、わたしのほかにだれもない」と。
http://ja.wikisource.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%A4%E6%9B%B8%28%E5%8F%A3%E8%AA%9E%E8%A8%B3%29#47:10

主を畏れることが知恵のはじめ的な話。
根拠のない自信というベースの上に、根拠ある自信が乗っているって話に近いのかもしれない。あるいは世の中に絶対があるとしたら、絶対なんてものはひとつもないということだって話。
絶対的な存在を措定することで傲慢さから遠ざかり(一応ね)、その絶対的な存在に属することでベースとなる自信を得ることができる、なかなかお得なメソッド。
予定説のカルバン派なんかもっとおもしろい。仕組みがなかなか天才的。タバコ的というかスマホゲー的というか集め始めたポイントカード的というか。