ああ、なるほど、これは便利だ

Rを物が存在する世界、そこから情報を受け取って再構築したものがR'とするって話*1。例えば目の見えない人の前にリンゴがあるとする*2。Rではその人の前にリンゴは存在するけれど、その人のR'の中には存在しない。あなたの目の前にリンゴがありますよという情報を与え、その人が触れてみて理解して初めて、R'にリンゴが存在するようになる。
Rには意味も価値も何もない。そんなのがあるのはR'の側。Rはただ存在してるだけ。リンゴって言葉すらなく、リンゴと呼ばれている対象が、ただその座標に存在してるだけ。
悟るより変える方が早いってのは、例えば辛い状況があるとして、R'を主観的な世界を変えるのが悟り、そうではなくそもそものRの状況を改善したらR'も自ずと変わるんじゃねってのがその話。
他にもいろいろあるけど、とりあえず。ていうか、便利だなあ。こんなことならパラパラ読むだけじゃなく、もうちょっと読めば、ていうか、買っときゃよかったかな。古本屋だったし。

*1:パラパラ立ち読み。だからこの後のは、そんな違ってはないと思うけど、自分の勝手な話。本当パラパラっと30秒くらいめくっただけだから朧気。

*2:リンゴなんて呼び名がある時点でR'なんだけど、便宜的に。