演じる

ってなかなか有用な処世術だと思うんだけど、否定的な文脈で使われることが多い。演じるのに疲れただとか、本当の自分をだとか。でもそれは演じることを強いられてるように感じるから、否定的な感情を抱くのであって、自分から進んで演じるようにすればいいんじゃないかなって気がする。どんな状況にも相応しい人間を俺は演じきってみせるぜ!って感じに。後は、ちょっとずらした喩えでもあればいけるんじゃないかな。
例えば、フォーマルな式に、スポーツをする会に、清潔さが求められる調理場に、等々、そういった場にジーパンとTシャツしか持ってなかったら行くのは憚られ、躊躇われ、諦めることになるだろうけど、そういった場に相応しい服に身を包むように、いろいろな状況に応じて求められる自分を、自らが演じきることによって活動の幅が云々とか。
いやいや、そういったものはスキルであって、本当の自分が身につけるもの云々って話もあるかもしれないけど、演じてりゃそのうちいやでも身に付くだろ。そういった意味ではジョブに近い。いろんなジョブを演じることによってすっぴんの自分にアビリティがついてくでーって感じで。はじめは見様見真似の拙い物真似でもいいだろうって。演じることが目的なんじゃなく、上手くやってく処世術が目的なんだから。