こんなにかわいい子が男の子のはずがないじゃないか!

なんて物言いをする人は今や少数派で、こんなにかわいい子が女の子のはずがないじゃないか!って人が多いような気すらする今日この頃。実際その通りで、逆に言えば、男の子だからこそ、そんなにかわいくなるんじゃないのかな。
ベタな例で言えば、ただの女子高生物だと聞かされて観たAVと、名門女子校の箱入りお嬢様だと聞かされて観たAVとの違いのように、ただの幼なじみの姉妹二人だと聞かされてやるエロゲと、実の娘の姉妹だと聞かされてやるエロゲの違いのように、同じものでもそういった情報で全然違ってくる。
それは多分ギャップとパイの問題。ギャップはそのまま一般的なイメージとの差異が、許容できる範囲内で、大きければ大きい程良いって話で、パイは、女子高生物*1のAVは腐る程あるけど、名門女子校の箱入りお嬢様のAVはそれよりは少なく*2、幼なじみの姉妹が出てくるエロゲは腐る程あるけど、実の娘の姉妹が出てくるエロゲはほとんどないが故の希少性、というかただ単純に争う敵が少ないって話。
例えば、見た目は女の子なのに実は全員男の子というエロゲは、男だと謳わなければただの平凡なエロゲであったのに、男の子だと謳うことによってそれなりに評価されたように、女の子だったらただの平凡な萌えキャラに過ぎない造形でも、パイが少ない男の子市場においては高く評価される。それは競争相手が少なく、飽和していないから。まあ単純に1万分の1より100分の1のが目立つってのもあるだろうけど。というか、あれだ。絶 望先生でも言ってたよう女性全体から見たら美人じゃないけど、女医というジャンルの中で見たら美人っていうあれだ、あれ。
そういった意味で言えば、性すら属性化される2次元において*3、男の子なのにかわいいというギャップと、女の子よりは圧倒的に数が少ない男の子市場にいる子は、男の子だからこそ、そんなにかわいくなるんじゃないのかな、と。って、長いよ。

*1:女子校生ではなく。だからAVってのは適当じゃないかもしんないけど。

*2:まあ、そうでもないけど、一般的な高校よりは少ないだろう、と。

*3:3次元でもなくはないけど2次元よりはハードルが高い。