これはわかりやすい

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死にかけのハムスターに2万円も出す今のこの人にとって、他のハムスターを買えば、飼えばいいじゃんって言葉は意味を持たない。それがこのハムスターと似ているハムスター、容姿が似ているハムスターだったり、死にかけという病状だったりというハムスターにしたところで同じことで、この人にとってはそういった属性が故に愛着を持っているわけではなく、この死にかけのハムスターが他のハムスターとは違う、代替の利かない、固有の唯一のハムスターだという認識を持っているから、愛着を持っていて、2万円でも出せるわけで。
で、それがどこから来たものかと言ったら時間と経験あたりなんだろうなっと。そのハムスターと出会う前の、あるいは出会った直後のその人にとってはただのハムスターであり、もっと可愛らしい、愛らしいハムスターとの交換は可能で、そこではまだ属性が意味を持ってた。でも、そのハムスター、仮に平凡だとすると、その平凡なハムスターと長い時間を過ごし同じ経験を共有することによって、その平凡なハムスターは他の優れた、可愛らしく愛らしく健康な他のハムスターなどとは交換することができない、唯一で固有のハムスター、キムチ*1に昇華したわけだ。
代替の利かない固有性を求める人、自分にそれを見出して欲しいと相手に求める人が割といるけれど、そんなもん誰にもない属性を自分が持っていない限りは土台無理な話であって、そうではなく代替の利かない固有性ってもんは、特別な属性や才能なんてなくとも、相互に長い時間をかけて築き上げていけば、自然とできてくもんなんだよね、と。


うそーん、って気がする場合は、前に書いた声優話が近い。最初に声がいいなーって顔見てみたはいいけど、これはないわーって思った人でも、いつの間にか街歩いてるときにその顔に似てる人を見かけて思わずちょっといいなって思っちゃうように(実話)、ある一定のレベルまで好感度が上がるとあばたもえくぼ的な現象が起こる。属性故に好感度が上がるのではなく、自らの中で好感度が高い人物を構成してる属性だから好感度が上がる。一般的に見たら決して可愛くも美麗でもない顔だとしても、好感度の高い人物の顔に似ているから、いいなとなっていく。って、そこまで近くもなかったな。まあ、時間をかけて固有性を得た後の派生みたいな、そんな感じなのかな。

2007-06-03
外見が○○*2っぽいお姉さんにちょっと萌える。え?それがどうしたの?って感じだけど、これは割とえらい事態。何が?っというと、声が○○っぽいお姉さんじゃなく、外見が○○っぽいお姉さんだってこと。最初は声がいいからあの外見でもいいやってはずだった外見に。だから、いつの間にか○○自体に、その外見自体にも萌えていたという事実。この前のブランド化の話よろしく、あるレベルまで達すると、やっぱりそういうことが起こるんだなっと身をもって実感。

2007-06-21
○○に引き続き○○に似てるお姉さんも見かけて、またちょっとトキメキドギマギバババン。いやー、この手の話は夢があるよね。ある要素に対する需要のレベルがある程度まで上がると、他のそれらを構成する要素すらも、代替の効かない特別なものになるってのは。今回の例で言うと、声がいいなって声から入っても、いつの間にか気づかぬ間に、どうでもよかったその人の顔に似てるってだけで、ちょっとドキドキウキウキハワイアン。

前の肉じゃが子さんの話で言えば、「あたいのどこが好きなの?肉?ジャガイモ?タマネギ?」って聞いといて、いずれかを答えたら、「ああ、そうなの!あんたあたいの○○が目当てだったのね!あたい自身のことなんてどうだっていいってことなんだね!」って、構成要素に分解した上での話をしてるのに、材料の話をしているのに、それらの統合要素である自分の名前が出てこないからって、料理である肉じゃがが出てこないからって、混同して逆ギレされても困るから、肉じゃがの例を持ち出して落ち着いて貰うのが無難かなって話だったけど、ここまでのレベルに行くと、「最初は君のこってりした肉に惹かれていたんだけど、今じゃ君のほくほくで味が染みたジャガイモ。そしてまろやかな甘みのタマネギ。そしてピリリと味を引き締める生姜。全てがとても大好きだし、そしてその全てである肉じゃが子さんはもっともっと大好きさ!」なんてことにもなりうる。綺麗事抜きにして、割と本音で、そうなることができるかもしれないってのが素敵やんっと。

*1:死にかけのハムスターの名前

*2:声優名。流れ的に名前出すのはあれかな、と。強調して書いたから憚られて一応修正。