(考えてもせん無きことではあるが、もし――主がこの中原に舞い降りられた時、最初に出会ったのが愛紗ではなく、私であったのなら――主のご寵愛は私に向けられていたのであろうか?)
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よくあるハーレムゲーの二次創作。主人公が女の子だらけの三国志の世界に飛ばされて最初に出会ったのが愛紗という正ヒロインの子。上の引用はサブヒロインの子の呟き。何だかんだ主人公は正ヒロインの子を一番大事に思っているのが悔しくて、もし最初に出会ったのが自分だったら…、とつい考えてしまうという話。答えは是。もしこの子が先に出会っていたのならば正ヒロインの座は彼女であった。
王が、王であるという特別な性質を兼ね備えてるわけではなく、皆が王と崇める座にいるだけのただの人間であるように、愛紗が運命の女性であるという特別な性質を持っているわけではなく、運命の女性の座という場所に一番最初に登録されただけであるのだから。
先週のスクラ ンで播磨が天満のことを世界一の女にフラれちまったんだからもう希望なんてねえよ的なことを言ってたけど、あれも一緒で天満が実際に世界一かどうかという話や天満が世界一の女の特別な性質を兼ね備えてるという話ではなく、世界一の女という座に、たまたま天満が見出されたという話でもある。いや、あの場合はもっと手前かな。もう売っちゃったからうろ覚えの記憶だけど、播磨がグレてた頃は世の中つまんねって感じで、女もただの女という性別の人間程度にしか意識してなかったけれど、介抱してる時に天満の可愛さを意識し、そして勘違いした天満に投げ飛ばされることによって、初めて自分をドキドキさせた異性という座に天満が登録され、そこいらにいるただ性別が女であるだけの女達から一線を画した存在に昇格した、そんな感じなんじゃないのかなっと。
まあ、そんな感じでこんな感じ。正ヒロインの座を変えちゃったりできるのも、二次創作の面白みの一つでもあるよねっと。上のは再構成だからちょっと違うけど。