まとめるのがだるいからだらだらと

例えば弥生時代にタイプスリップ。そこで死者が出た。放って置いたら伝染病が蔓延する。こりゃいかんと燃すなり埋めるなりをしようとしたら、巫女さんが出てきて死者の穢れに触れると病を起こす、故に死者を祀り埋葬するとか言ってちゃっちゃと処理してくれた。オカルトやら何やらも現実を説明するための体系だって話あるけど、本当にそうで、そういった意味ではこの二つに差はない。
死体と一緒にいると病を患う者が出るという現実を、目に見えない病原体が蔓延することによる伝染病と考えるか*1、死者の穢れに触れることでなんちゃらかんちゃらと考えるかの違いなんだから。いやいや、科学は再現性がある証明された事象を積み重ねてきた云々*2って言うかもしれないけど、その体系を修めて本当に理解できている人はどれだけいるのか。
弥生人相手にどう説明をしたらいいのか考えてみればいい。目に見えない病原体ってのがあって、いやいや穢れも目に見えませんよ、それが体に入ると伝染病を患って、いやいや穢れも禊がないと倒れますよ、って感じで面倒くさい。まあ、一番手っ取り早いのは科学の理屈を用いた奇跡を見せること。そうすれば弥生人も受け入れるだろう。科学の理論が故にではなく、その奇跡が故に。
結局の所、現代人にとっての科学もそういった感じで、理論が故に信頼しているのではなく、科学がもたらす数々の奇跡が故に信仰しているに過ぎないよなっと。今もこうして扇風機の風浴びながらPCでかちゃかちゃやってるけど、実はこれが魔法で動いてんねんでーっつー環境で育ったら、魔法すげー、何だよ弥生人魔法も知らねーのかよ、馬鹿だなー、そもそも世界には目に見えないマナが云々って具合に、一も二もなく魔法を信仰するだろう。そんなもんだよなーっと。いや、知らんけど。少なくともお馬鹿な自分はそんなもん。弥生人レベル。

*1:いや、知らんけど。

*2:これまた知らんけど