違った方法論

暑い。うだるように暑い。金ないから設定温度が28度でさー、超暑いよー、なんて戯言みたいな暑さじゃない。そんな奴がいたらぶん殴りたくなるような暑さ。以前、100回以上使った出涸らしの茶葉をその日のおかずにして喜んで食べる貧しい少女を前にして、1回使った切りの茶葉を出涸らしはこうやって掃除に使うといいんですよって得意げに話してたことを思い出し、自分の愚かさに涙するって話があったけど、まさにそんな感じでぶん殴りたくなるような暑さ。高層階に上がってくる温められた空気の中、狭く風の通りが悪い部屋で、クーラーなんて冷房はあるはずもなく、むしろ安物で発熱が半端じゃないPCという暖房をつけて蒸し風呂になる、そんな暑さだから。
例年は真夏になると、気化熱上等!むしろ歓迎!ってことで濡れたTシャツを着ることにしてるんだけど、これはちょっと強力すぎてまだ早い。何せ40度近い部屋でこれを二回着たら翌日に風邪を引いちゃったくらいに強力。でも、暑いのは暑いし寝られないからどうしようってことで、保冷剤のでっかい氷枕みたいなの使ってるんだけど、これがまたいい。室温は相変わらず糞暑いのに、氷枕で冷やされた首の血管を通った血液が全身に行き渡り、体がすーっと涼しくなる。部屋の室温を下げて涼しくするやり方に対して、血液を直接冷やすことで涼しさを目指すやり方。部屋全体の空気の温度下げようとするより効率いいし、こんなやり方もあるんだなあっと、面白く思った。それに何だか温度は相変わらず暑いのに、涼し