作業感、主体感

今日はちょっと用事があって自転車で遠出することになった。でも今日は糞暑い。蒸し暑くて死にそうだ。行くのやめちゃおうっかなーっと何度も思うくらいに全然乗り気じゃなかったので、行程を思う度に本当に嫌になった。まだ1/3も来ていない。これから結構乗ったとしてもやっと半分になるくらい。そんだけ乗ってもまだ半分も残ってるだなんて。考えただけで嫌になったので、ふと横道にそれてみた。一度も通ったことのない知らない道。目的地の方向感覚だけを頼りに適当に進んでみよう。そう決めて知らない道を進んでいくと、それまで感じていた嫌な感じは消え失せ、途端に楽しいサイクリングに。見知らぬ道をずんずんと進んでいく楽しさ。そんな感覚を味わうのに夢中になり、気がついたら目的地の一歩手前になっていた。そう。いつの間にか半分以上進んでいたのだ。
って、長い!まあ、そこで作業感の話を思い出したわけですよ。1周目は好き勝手に楽しくやってたエロゲを、2周目から攻略サイトを見始めると途端に作業っぽく感じられてしまうのは何でだろうって話。そして思ったわけですよ。何のことはない。それはこの自転車の話と同じじゃないかって。
見知った道で今は目的地からどのくらいの地点にいて、後どれくらい残っていて、どれだけの時間がかかるって時にはなくて、見知らぬ検討もつかぬ道をずんずん進んでるときにあるものは何か。言うなれば主体感とでも言うようなものじゃないかなって*1。見知った行程ならば、それに沿った行動を自分がさせられていると感じるけど、見知らぬ道を自分の判断でずんずん進んでいく場合は自分が行動していると感じるように。エロゲの場合はもっとわかりやすくて、攻略サイトなんか見ずにやる場合自分の判断で選択肢を自分が選んでいると感じることができるけど、攻略に従う場合はすでにすることが決まっている行動を自分がさせられているだけだと感じるように。
って、こう書くと本当に当たり前すぎるくらいに当たり前な話なんだけど、でもまあ、ふとそう思ったっつー話。いやあ、それにしても暑かったね今日。あまりに暑くて飲み物何回も買うことになりそうだからってスーパーで2Lのお茶を買って、185円で2L、500mlの4倍、やべー俺頭超よくねー?ってノリノリだったはいいけど、持ち運びを考えておらず、実際に結構な負担になって、ようやく自分馬鹿じゃね?って気付くくらいに暑かった。本当に暑さでぼーっとしてすっぽり抜け落ちてた。ずっしり重かった荷物でやっと気付いた。べ、べつに暑さのせいにした言い訳なんかじゃないんだからね!

*1:検索すると普通にいっぱい出てくるのね。知らなかったぜこんちきしょう。