褒める人貶す人

紹介サイトとかを見ると、大抵どっちかってパターンが多いけど、貶す人について思うのは、貶している人は貶されやすいってこと。まあ、貶すっつーっと、イメージ悪いけど辛辣な意見を述べる人くらいのニュアンス。
たとえば褒める人と貶す人が同じくらいに頭の悪いことを書いたとする。貶す人は当然それを読んだ読者から貶されるだろうけど、褒める人は貶されることが少ないように思える。なぜなら褒める人の読者は人柄についてるけど、貶す人の読者は内容についてるから。だから自分の所の内容が貶されるような出来だったなら、普段自分が他の人や物に対してしているように、貶されるよねっと。
剣をとる者は剣によって滅びるじゃないけどさ、以前に書いたマンガとかの話、主人公側と敵側には暗黙の了解があって、たとえばギャグ的な攻撃をする相手に対しては拷問陵辱四肢切断なんてカウンターは返ってこないように、行動の程度に関して双方の合意とも言えるような、紳士協定みたいなものが存在するよねって話にも似てる。ギャグ的な世界観を持つ原作のシリアスな二次創作などで、敵側の相手が主人公側の人間を惨殺すると、人も殺さないような主人公が復讐のために敵を惨殺しまくるように、人を貶し始めると、同じように貶される可能性が高くなるよねっと。
そういった意味で考えると、人の悪口を言うのはやめなさいって言葉の重みが変わってくる。普段から人を褒めていれば、誰かが悪口を言ったとしても、周りの人間はその悪口を言う人に対して反感を持ってくれるかもしれないけど、普段から人の悪口ばかりを言っていると、自業自得とばかりに、肩を持ってくれなくなるかもしれない。最初の褒めるサイトと貶すサイトの例で言うならば、普段から悪口を言っていると内容で判断されるけど、悪口を言わずに褒めていれば人柄で判断されるから、味方を獲得でき、内容一つですぐにどん底という事態は避けられるかもしれないように。
これはどっちがいいって話じゃなく、熱しにくいが冷めにくいのと、熱しやすいが冷めやすいのと、どちらがいいかっていう話。まあ、一概に褒めればいいってもんでもないだろうけど、特別に熱しやすさを求めていないのならば、あんまり悪口言わない方が身のためではあるよねーっと。