どっかの小説家が

100年くらい前の小説を引き合いに出して、100年前の日常じゃ酒屋の親父でさえ古典文学を読んでんだから教養の土台が違うよねー、みたいな話をしていたけど、それ聞いて違う印象を持った。例えばその話を聞かされた子供が、昔の人は可哀想だね、どうしてだい?だってそんなつまんないものを読まなきゃならないくらい娯楽がなかったんだから、って答えるようなそんな印象。や、面白いのも割とあるけど。
でも、昔の人が賢かったからそんなん読んでたっつーよりは、他に暇潰しの娯楽がねえからしょうがなしに読んでただけだろうと。今の時代がダメになったっつーよりも、昔でも今の質のマンガが腐る程に流通してりゃ、進んで文学読むような人間は少ないんじゃないのかなあっと。いやいや昔は教養というものの箔が違ってだね、なんて言ったところで、面白さには勝てないだろうと。そういった意味じゃ、エンタメってた物語ってた娯楽ってた作品は、今でも割と生きてるんじゃねえかなって気はする。小説なんて馬鹿の読む物、そんなふうに考えてた時期が歴史にもありました、じゃねえけどさ。
ま、そんな感じ。しかし、何百年も前に書かれたのでも未だに笑える作品があるんだからすごいわなー。マンガはどれくらい残るかな。意外といけそうな気するけどなあ。