世の中わからん

本当1年前を思い出してみると比較にならないくらいの気楽っぷりだからなあ。だはは、たまらんわい。そのくらいの気楽っぷり。1年まで遡らなくとも3ヶ月でも充分ってくらいに変わる変わる。ま、逆に考えると、ほんの数ヶ月で好転するように、ほんの数ヶ月、や、明日一日でも、暗転させるには充分なんだろうけど、いっぺん好転したって事実が大きいから、以前のような日々はもう訪れないだろう。これからどん底ったとしても、それは質が違うだろうから。
傍から見れば高瀬舟の喜助かよ、ってレベルだろうけど、本当そんな感じ。性根は比べものになんねえけど、気持ちはよくわかる気がする。教科書で読んだ時は欲の少ない出来た御仁だぁねって感じだったけど、当事者となって今思うのは、もちろん性根が違うんだから喜助がそうだとは限らないけど、自分としては素直に単純にただ嬉しい。うへぇー、ただで飯を頂いた上に更に二百文も頂けるなんて、ははぁー、有り難ぇこってす、ははぁー。
周りと比較すると小便みてえな額だなんて関係ない。比較するには少なくとも1がいる。1があって初めて2より少ない100からしたらカスみてえ。そんな考えが生まれるわけであって、0からしたら、そんなの彼岸の更に彼岸。どこの神話で都市伝説。そんなレベル。だからこそ、0から1へは嬉しい、単純に嬉しい。たとえ、二百文が許されるのは小学生までだよねーって額だとしても、だ。とまあ、そんな感じでこんな感じ。今読んでみると、足るを知っているというよりは、0から1への変化を、持つ者へと仲間入りできたことを、ただシンプルに喜んでいるように思える。ま、そこが性根の卑しい凡夫の限界なのかもしらんけど。ま、とにかく、だはははは。気楽じゃわいわい。