栄達よりも平穏を望む

この考えは割と広く理解されるけど、平穏よりも孤独を望む、と、もう一段階下げてみると、途端に理解されなくなる。またまた、本当はみんなと楽しくやりたいくせに、なんて言われたり。
またまた、本当は栄達が欲しくてたまらないくせに、と言われても本心から栄達よりも平穏を望む者がいるのと同じように、孤独を望む者がいても不思議じゃないと思うんだけどな。またまた、本当は異性と付き合いたいくせに、と同性愛者に言う構図が頭に浮かぶ。確かにすっぱいぶどう的な場合もあるんだろうけど、気質的な場合もあるだろう、と。
それを完全にできる能力がある場合にどうするかって質問がいいのかな。ある日突然宇宙人がやってきて、パーフェクトな会話スキルと魅力100のカリスマスキルくれたけど、どうする?って場合、嬉々としてスキルを発揮するか、はあ、そうっすかと変わらぬ生活を送るか。昔ぱらぱらと読んだカウンセリングの大家の著書にあった、他人との必要最低限のコミュニケーションすら厭う人間は終わってるよねーっという言葉を思い出す。はは、たりーっつーの。