克己復礼でござる。にんにん。確かに天下も仁に帰すわなー、とか改めて思う。それだけに難しい。天下が仁に帰するくらいにみんながそうなるより、ロボットに礼をプログラムした方が早いんちゃうかな、ってレベル。克己を取るか復礼を取るか、っつーと、あれだけど、あくまで人間の社会の話であるから、克己なんてものが出てくるわけで主眼は復礼、って違うか。だから礼儀正しいロボットだけの世界をユートピアとして肯定云々って書こうかと思ってたけど、復礼も人間の社会を前提とするものか。受け手がいてはじめてコミュニケーションが成立するように、礼はあくまでコード的なものであるのだから、それを快いとする、礼儀正しいのはいいことであると思う常識が、両者にある程度共有されていないと*1、何の意味もなさないんだから、それをいいとも悪いとも思わないロボットがやっても、あくまでそれは形骸、というか無駄な振る舞いでしかないか。完全無欠に無駄遣い。何の話だっけ。ま、不敏にも程があるけど、せめて余計なこと言わないくらいには頑張りたい。

*1:その時代、その場所での礼という狭義の意味ではなく、思いやりをもって接すれば蛮族の国でもなんとかなるよねー、夷狄に之くと雖どもだっけ、ってくらいに広義の、誠実な人間を評価する程度の、意味。