普通の人

最近普通の人とよく話す。普通に恋人がいて、普通に同棲して、普通に結婚して、普通に家庭を持つような人。
いぇーい、リア充でーす、といったカンジではなく、あくまで普通に、日常として当然としてごくごく当たり前のこととして、過ごしている人。学生時代にABCのカーストがあるとしたら、間違いなくBにいるような、場合によってはBの下、Cの上レベルの地味な人。
でも話してみると、この前恋人とあそこの花火いきましたよ、とか、同棲してる恋人の仕事柄帰りが遅いんですよね、とか普通のトーンで話し出す。自慢だとかそういったニュアンスはほとんどなく、あくまで普通の世間話の一環として、こっちも当然こういった普通の生活をしているだろうから(と向こうは考えているから)共通の話題の一つとして。
今までそういった人とほとんど話したことがなかったから新鮮で、少し驚いた。で、納得した。なるほど、これが普通か、と。以前、母が職場の同僚のことをあの人は人間的に欠陥があると評していたので、どうして?と聞いたら、だってあの人は結婚してないんだもん、と言ったのもこれを踏まえれば理解できる。確かにこの普通の人の集団に於いては、顔のレベルをABCに分けたとしてCの男女にも当然のように恋人がいる、独り身の人間は同性愛者か性格的に欠陥を持っていると思われてもしょうがないんだろうなあ*1
ま、環境的な理由で、特別、普通の人濃度が高いとは思うけど、基本的には、世の中はこういう普通の人たちで回ってんだろうなーっとか思う。

*1:たぶん同性愛者の人は同性愛者の人でパートナーがいるだろう