人の生きる意味

スロットやってみたらわかった。それはBIGのためであり、リプレイのためである。
BIGは大当たり。リプレイはコイン入れなくても、もう一度抽選が可能になる組み合わせ。要するにリプレイ絵柄が3つ揃ったらタダでもう一回リールを回せるってなカンジ。


人類の歴史で引き当てたBIGは少ない。小役は数あれど、ソクラテスとかキリストとか仏陀とかそのへんレベルのBIGは少ない。そのためのリプレイ。BIGを引き当てるための再抽選。あなたはハズレでしたけど子を残すことでリプレイができます。BIGを引き当てることができるかもしれませんよ。
つーと、なんかあれだが、そう悲観的なものでもない。魔法という奇跡に至ることが何よりも名誉とされる世界で、というかFateで魔法に到達した遠坂に対して師父であり魔法使いであるゼルリッチが、「トンビがタカを生んだ、というのはおまえの国の言葉だったな。トオサカは最も芽のない教え子だったが、わずか六代で辿り着くとは」みたいな話でもある。参加できる。再抽選することで、つなぐことができる。希望を、未来を、人類を。直接じゃなくともいい。8代後の子孫が、後のBIGが生まれる家系の人間を助けることでも、十分すぎるほどに十分。というか、ほとんど関わり合いのないようなとこに子孫を産み落とそうがそれだけで本当に十分すぎるほどに十分。故のリプレイ。回転させることだけで意味がある。試行回数に貢献しただけでも意味がある。


ほんじゃ、そーいった偉人さんやら天才さんやらはさぞかし大層な扱いなんでしょーなー、っつっても、そんなことはなく基本的には一般人と変わらぬ扱い。時によってはもっとひどい扱い。べらぼうな天才を引き当てたら、人類が完成したといえるような天才を引き当てたらゲーム終了ってんじゃなく、結局はそういったBIGな存在もコマに過ぎない。肥料に過ぎない。人類という群体を一歩先に進めるための存在に過ぎない。だから厚遇されることもなく、ただただ搾り取られることもまま。
損小利大のタートルズみたいな戦略。勝率は低く、ほとんどのトレードは微損で終わる。しかし一年に数回あるBIGトレードによって、1年の利益の大半を稼ぎ出す。最近だとタレブのバーベル戦略。平時は負けるが数年か十数年に一度現れるどでかいブラックスワンを捕まえることによってパフォーマンスを上げる。いわゆるひとつのこーゆーグラフ。BIGがくるまで堪え忍び、どでかいBIGでパフォーマンスを上げる。
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ま、詰まるところは、そーゆーこと。よく言う本能、よく言う種のため、そのまんま。それが人類の選択か、っつーことで、あなたのリプレイが人類のためになる。底固め。ま、BIGを過剰に過大評価してるきらいはあるが、基本的には変わらない。もっと平凡な人たちによって底上げが可能だったとしても、そのためのリプレイという構造は変わらない。てなわけで、レッツらリプレイ、らら、リプレイ。や、べつにせんでも全然いいんだけど。今頃気づいたのか。そーゆー話。そーゆー話。