不条理を愛せるのは

ある程度成功してなきゃ厳しいよなあ。いやね、例えば先が見えたりするチート能力があれば最初はめちゃくちゃ楽しいかもしれないけど、そんなもんいずれ飽きちゃうわけで。だって何をどうすればどうなるなんてわかってたら何にも面白くないんだから。それが予想ならまだハラハラドキドキ感があるけど、この場合は予想じゃなく確定なんだから、ただの作業に堕しちゃうのも遠くはないわけで。そこで欲するのが先がわからない、不条理なんだろうけど、ある程度の成功や満足を得てないとその段階までいかないよなあっと。
だってチート能力欲しいし。すぐにそうなるってわかってても欲しいってんだからどんだけだよって話だけどさ。いや、単に器というか覚悟というか度量の話なのかな、やっぱり。不遇の連続で不幸のどん底だとしても俺はチートなんていらねえ!だって、そんなのつまんねえからな!って言えるか言えないかって差なのかな。
ていうか、10年前からやり直したいって言ってる兄者に、実は兄者は10年後から戻ってきたんだよ、それが今なんだよってコピペじゃないけど、地獄のような記憶継続ループの果てにようやく手に入れられた不条理、記憶喪失が、この人生だとしたらちょっとは面白いかな。チート欲しいんならそんくらいの覚悟はあるんだろうなって話なら速攻でお断りだけど。いずれにしても覚悟がない半端者な、このあたりがあれなんだろうな。まあ、そんなもんか。