一応全部繋がってるつもり

  • 「好きで同性を好きになったわけじゃないし、同性愛なんて気持ち悪いことだっていうのもわかってる!でも女の子のことを好きになっちゃうんだからしょうがないじゃない!」という百合マンガ。自我をソフト。自我以外、自意識が操作できない所はハードとすると、この場合ソフトで人を好きになるわけじゃなく、ハードが人を好きになりソフトはハードからの情報、○○さんを好きになりましたっていう情報を受け取り処理している。
  • 鬱は薬で治る病気です、って言葉に違和感を覚えるのはハードからの情報が上がってくるって認識が薄い場合に起こるんじゃないのかな。例えば風邪を引いたら思考能力が落ちるように、理屈では同性愛は社会的に歓迎され辛いことだってわかっているのにそれでも同性を愛してしまうように、ハードでの脳内物質の分泌が偏ることによってソフトに鬱として影響が出ると考えるのならば、薬で治るのも当然だと思えるだろうから。
  • 同じように死は気分、と言える場合がある。うつ病になって自殺未遂をしたやる 夫が投薬によって、まだ以前のような明るい気分ではないけど死にたい気分でもなくなったというように、ハードからの要望が原因である場合は。だから死の気分な人にとって理は意味をなさない。例えばどうせいつかは死ぬんだからわざわざ自分から死ぬことないじゃない?と言われても今死にたいのだから変わらない。今は近視眼的になっているだけで長い目で見たらとっても小さなことなんだよ?と言われても長い目なんて必要ないし近視眼的だろうが今死にたいのだから関係ない。ダメで元々だし将来あるかもしれない良いことのために、念のために生きてみてもいいんじゃない?っと言われても未来なんて関係ないし、もし仮に将来にどんないいことが待っていようがどうでもいい。だって今死にたいのだから。って具合に全てが気分の前に無化される。理による結論があるわけじゃなく、すでに気分に決定された結論が、今死にたいという結論が出てしまっているのだから、理は通じない。
  • 結論が先にある場合はダブスタなどに現れやすい。例えば、ヨーグルトに砂糖を入れるのは本場ではやらないと周りを批難しておきながら、酸っぱいキムチは嫌いだと言うので本場では酸っぱいのも食べるらしいと伝えると本場なんて関係ないという態度を取る人がいる時、その人の中では本場での食べ方があってヨーグルトやキムチがあるのではなく、ヨーグルトに砂糖を入れない食べ方が好きだから援用し、酸っぱいキムチは嫌いであるから援用しなかっただけであるように。
  • 例えば信じてもいない神様に宝くじで一等当ててくれたら真人間になってやんよ、とうそぶいた後に宝くじを一枚買い、それが本当に1等の数億円が当たってしまったら人はどうするだろうか。多分神様かそれに似た超常者の存在を意識してしまい、それを畏れるだろう。何故かというと、神様にうそぶいた後に遭遇した数千万分の1の偶然という目の前の現実を理解できないから、わからないのは恐ろしいことであるから、自分の側の理屈でそれを解釈し咀嚼することで理解できない目の前の現実を取り込もうとするから。本当に単なる偶然なんだけれど、世界の向こうには神様がいて自分のことを見て知っていたから真人間にするべく自分を試すべく奇跡を起こされたのだと、自分に理解できる理屈で世界を解釈し自分にわかるものにすることで、目の前のわからない現実という恐怖から逃れようとするから。
  • 某壊れ系のSSで原作では清純派なキャラが性欲の権化になっていた作品があった。そのキャラは半分は人間であるが、半分は妖怪であり、妖怪の部分を抑えつけるのをやめたことで妖怪の貪欲さが表に出てきて性欲が強まったらしい。そしてその子が言うには「私は彼女を性欲の対象として見ている。それは彼女を愛しているのだから当然のことだ」と。愛しているのだから体を求めるのは当然である。割とベタな言葉だけど本当にそうと言えるのだろうか。愛しているから体を求めるのではなく、先にハードが体を欲しがるからソフトがそれに恋愛という理屈を援用してるだけじゃないと、どうして言えるのだろうか。理より先に死の気分があるように、好きな食べ方を擁護するために本場の食べ方という理屈を援用するように、まず最初にハードが誰かを欲しがるという気分があって、わけのわからぬ恐ろしい気分を自分にわかる理屈で解釈し取り込もうとするソフトの運動が、誰かを欲しがる気分を、私はその人を愛しているのだからその人の体を求める気分が生じているのは当然のことだと、恋愛という理屈を後付けしてないだなんて言えるのだろうか。
  • 同様に、一事が万事そうでないだなんて言えるだろうか。まず、ハードの結論が先にあって、それに後付けを云々って展開と、死の気分ってのはそもそもって展開があったけど、中止。気分的になんかもういいやって感じ。まあこれすらも、先に結果があって都合いい理屈を無意識的に選択してるとも言えるよねっと。まあ、書いてる途中で気付くくらいだから無意識って言えるかどうかは微妙ではあるんだけれど。とりあえず、あれだ。長い。