態度

先日久しぶりにオンエアバトルを見た時のこと。何となく実況板を見ながら番組を見ていた。なかなか面白いのもいた気がするのだが、実況板を見てみたらつまんねえつまんねえ書いてる人が多かった。それでも大体の人はいくつか面白いと書いていたのだが、一人だけ番組終了までずっとつまんねえつまんねえと言っててIDが真っ赤っかになってる人がいた。ぼけーっとスレの流れを見ていたらとある人がその赤IDの人に対してレスをした。みんなが面白い面白い言ってる中あなただけがつまらないと思うのはあなた自身に問題があるんじゃないですか?最初からつまんないって態度してたら面白いものもつまらなくなりますよって。
これまた以前のNHKのこと。何十mもある巨大な竜を自由参加で作る行事を持つ学校の特集みたいなのがあった。自由参加なわけだから、みんながみんな参加するわけじゃなく、やりたい人だけが竜を作る。その学校は進学校でもあるらしいので割と参加しない人も多く、無言の圧力でほとんどの人が参加するということもなく、本当にやりたい人だけが参加する。それでまあ、何やかんやあって、巨大な竜を無事に作り終えた後にお披露目みたいなのをやるわけなんだけど、それが終わったらどうするか。お披露目した後は、参加した全員で、竜を作った自分たちで、完成した竜を粉々にぶっ壊すとのこと。いや、まあ常識的に考えたら当たり前だし、文化祭でもよく見られる光景だから、そこまでじゃ別にどうってことないんだけど、それが殊更印象に残ったのは壊しながら彼らが感動して泣いていたこと。それも本気で、心の底から泣いていたこと。それを見た当時の自分の感想は以下。

前略

で、それを見てて、確かに中学高校の時は妙な照れみたいなのがあって行事とかには積極的ではなかったけど今なら照れもなくなったから参加できてただろうなあっていう幻想が見事に崩れ去ったわけです。いや、それがわからないってことは未だに照れが残ってるってことなんじゃないの?って気がしないでもないけど、あれは照れが残ってる残ってない以前に、根本から違うと思うんっすよ。自分で作って、自分で壊して、本気で泣く。うん、やっぱ無理。転生しないと無理。で、それ見てて、感動の自作自演じゃん、とか思ったんですけど、よくよく考えりゃ世の中そんなもんなのかなあっと。
後略

2006/10/05

自作自演と感じたわけなんだけど、じゃあ自作自演じゃない場合ってのはどうなのか。楽しいことが来るのを待っているのは、来もしない白馬の王子様待ってるそれと一緒なんじゃないかなっと。「おもしろき こともなき世を おもしろく」じゃないけれど、自ら積極的に、自作自演的にでも、面白くしようとする態度と、お笑い番組を最初から笑う気もないのに見る態度。まあ、そんな二つの態度の話。内容の割に長い。長さの割に薄い。って、一緒か。ここらへんからして文字数と中身が伴ってない。