行為の前後ですら全く同じ自分なんてものは存在しないんなら*1、どこでもドアの原理を入口のゲートでスキャンした情報を、出口のゲートで再現するとしたら、私が2人に増えてしまうから、入口を通った瞬間にその私は消滅させられ*2、出口の私だけになるって話に感じる違和感は、常に自分は変わらない、全く同じこの自分であるという幻想によるセンチメンタルなのかもしれないなーとか思う。
現在の私の心臓が停止したらそれまでの私の記憶を継承した、機能的には人間と比べても遜色のない人形が、自動的に活動するように設定したどこぞの人形師から見たら、それこそ言うに及ばずって話か。