こう書くと今まで以上に非常にあれな人に思える気もするけど

俺の行動をずっとそこから見続けているやつは誰だ?
って、やっぱ、別の痛い意味に取れちゃうよなあ。ま、いずれにしろ、痛いのには変わらないんだろうけどさ、でも、やっぱり気になるわけですよ。これぜってー誰か見てるって。いや、物理的にっつーか、精神的に。多分これが西洋で言うところの神で、昔の日本で言うところの世間で、個人的には自分の行動を客観視する機能であるところの、見続ける自分。


お、見続ける自分ってちょっといいね。自分自分って紛らわしいから便宜的にでも名前つけて区別しなきゃわかりづれーよとか思ってたけど、考えずに書いてたら案外それっぽいのが出てきたじゃない。つーことで、見続ける自分の話。世界中の人間や神や悪魔でさえも騙し通せたとしても、こいつだけは騙せないすごいやつ。自分という存在が活動してる時は必ず裏でログ取り続けてるようなもんだから当たり前だけど。そして自分を騙せるかどうかってのは、ちょっと微妙で、負い目ってのをどう考えるかで変わってくる。
例えば何らかの負い目を感じることをしでかしてしまい、それを忘れようと振る舞い、表層では忘れているように観察されるけど、何らかの強迫的な症状が出てる場合。自分を騙せるとするならば、それは自分を騙すことに成功している。だけど、自分の全てを知っている、見続ける自分がそれを許さずに負い目という形で迫ってくる。って、やっぱり何か違うな。イメージ的に見続ける自分は迫らない。負い目を感じるのは自分であって、自分が全てを知っている見続ける自分に対して、嘘偽りの行動を取ったことを負い目に感じ、強迫的な何やらがって話だと思うし。


以前、何かのマンガで、自分が相手に勝てないと、負けたことを心の奥底で認めてしまうと、何らかの物に変えられてしまうという話があった。イメージ的にはそれに近い。見続ける自分は、自分が感じたことも全て知っている。そして自分は、見続ける自分がそれを知っているということを、知っている。だからその例では、心の奥底で自分が負けを認めた瞬間、見続ける自分が敗北を計測した瞬間、不思議パワーで何らかの物へと回収される。
価格がまだついておらず、貨幣のネットワークに取り込まれてないものを、一度でもいくらかの値段でそれを売ってしまったならば、逃れられないこととも似ている。恋でも愛でも夢でも何でもいいけどさ。って、この前読んだ3000万で体を売り、500万でアナルを売り、5000万でアナルでよがることを、心を売った、それまでは普通だった人っていうマンガの話でもしようかなとか思ったけど、検索したら似たようなこと書いてたからもういっか。ま、日付も近いから、考えてることはさして変わらないだろうし。

マフラーに限らず売春とかでもそうだけど、もしそれに値段を付けて売り渡してしまったら、もうそこに幻想は宿らない。なぜならそれを金と交換してしまった私を見た人がいるから。他の誰でもないこの私自身が。故に誤魔化すことはできない。確かにそれを隠蔽しようとする心の働きはあるけどこの私自身がはっきりと見てしまってる以上、それは強迫的に亡霊のようにつきまとい離れることがない。私が、私自身がそれを知っていたと、認めて受け入れるまでは。

id:snyd:20080701

まあ、そんな感じでこんな感じ。暑くてもうだめだ。これ以上の長文は季節的に無理。