なんつーかあれだなー

創意工夫というか何というか、現状を分析して対策を立てるというか、抽象化するのが苦手というか、そんな人もいるんだなあっと、努力はしてるんだけど、同じようなことをずっとやり続けてるせいで、ほとんど上達してない人を見て、そんなことを思う。
聞きかじりの知識はあるから、何々が上達に関係あるらしいってことで、それっぽいことをしてはいるんだけど、理解しないで、ただ単純作業を繰り返す。まあ理解なんてしなくとも、繰り返してれば体で覚えるというか、ある程度の概念は朧げながらに掴めてくるんじゃないかなっとは思うんだけど、理解なんて最初っから蚊帳の外に置いてるせいか、まるで概念を把握できてない。
5+□=12のとき□=7だってわかったけど、3+□=12のときの答えがわからないって話にも似てる。あるいは工程を細分化しまくった作業をしている人間が何の部品作ってるかわからない話にも少し。だから根本的にそういった抽象化というか何というか、そんなのが苦手なんだろうなあっとか考えながら、そういえば高校の時にいくら勉強しても、毎日何時間も数ヶ月やり続けたのに、一向に模試の偏差値が40台から上がらなかったH君のことを思い出した。どうしてんのかな、今。ていうか結局偏差値は上がったんだろうか。
でもまあ、愚直に努力することができる彼らは、正しい方法論さえ知ることができれば、それだけで十分に成功しうる。いや、上の二つの例は愚直さのダメな部分が出ちゃった場合の話なんだけどさ、ちゃんとした方法論を知れば、愚直にやり続けられる彼らは相当なもんだと思う。複雑な方法論や定番の方法論が確立されてない分野より、単純な方法論や定石が確立されてるような分野の方とかなら、強みが生きやすいと思うし。あるいはそういうのが得意な友人を得るか。いずれにしろ、愚直な努力が一等苦手な自分としては、ただ羨ましいなと指をくわえるのみ。いや、やれよって話なんだけど、無理なんだよ。なんか根本的に拒否っちゃうんだよ体が。あばばばば。