肉体疲労時の身体性

有野課長がフットコントローラーのような、足で操作する体を使うゲームみたいなのをやったとき、疲れ果てて床に寝ころびながら、俺こんなんできる、床に寝っ転がったりできる、キャラクターやなかってんけどなー、っていうあれ。炎天下でダッシュ100本やらされた後に、汚え水場の水道水ってわかってんのに、それでも腹がたぷたぷになるまでごくごく飲んでしまうようなあれ。普段なら気にするような衛生なんかもまるで気にならず、少し砂がかかっていようが、払ってむしゃむしゃと飯を食べるようなあれ。あれ何なんだろうね。前の右脳左脳話で考えると一応の説明はつくけど、どんなもんだか。

筋トレもリスカも変わらないよな。体を動かしたり傷つけたりすることで右脳が処理する現在の身体の情報量を増大させることで、閉塞的な現在をコラージュしている左脳の地位を相対的に低下させるって感じで、ちんけな閉塞感は身体の圧倒的なリアルに流されると。
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体の欲求に従いやすい云々とも考えられるけど、疲れてるときに虫を見ても、普段みたいにうわっなんてびびることなく、あ、虫ね、って感じでリアクションすら億劫になるように、左脳の相対的な地位が低下しているって考える方が自然な気がする。両手足を拘束されて気持ち悪い虫を何百匹と全身に這わされたら発狂しちゃう人もいるけど、よくよく考えたら致死性どころか何の毒すらもないただの虫だよねって話のように、相対的な地位が下がることで、記号フィルターの影響が小さくなり、虫なんてものは気持ち悪い存在から、ただのちっぽけな虫けらへと変わるんじゃねえかなと。いや確かにきめえけど、だからって何かされるわけじゃないし、って。衛生も割とぶっ飛ぶ。軽い潔癖なんかどこ吹く風。いいよ、別に体に影響でないなら程度の認識に。ま、健康的ではあるのかな。脳筋にまではいきたくねえが。