終わりがあるからこそ尊い

ベタを通り越して陳腐ですらある言葉だけど、でもまあ、やっぱそうよねっと。人が死んで、生きていたらまだまだいろいろできたのにと、価値があるのに命が失われたことに対し、いわゆるゴッド的な何かが悲しんで、よーし、パパ人が死なないように設定変えちゃうぞーって変えたとしたら、彼が望むような展開になるか否か。
多分ならないよねーっと。終わりのない生に人々は倦み疲れ果てちゃうだろうし、そもそもからして、力を持つ者が死なないのだから、世代交代やら革新などが起こらない、なんだかひどい世紀末みたいな、新たに生まれた人間のほとんどが奴隷とされるような、あれすぎる社会になっちゃう気もするし。
だから価値ある人間を栽培しようとするならば、寿命やら病気やら何ちゃらで適当に間引かないと、惨憺たる結果になっちゃうんじゃないのかな、っと、そんなことを思う。価値ある人間が死んじゃった。確かにそうではあるんだけど、それだけじゃなく、死ぬからこそ価値ある人間が生まれてる面もあるよねーっと。