娘がどうなってもいいのか?

物語なんかだとよくある話だけど、ここで、そ、それだけはやめてくれ……っと哀願するよりは、いい、と言える方がスッキリしてていいよなー。娘には何をしても構わない。誰に何をしようがお前の自由だからだ。だから娘には何をしても構わないが、もしそうした場合、俺がお前の一族郎党に何をしようが構わないよな、くらいなノリの方が理屈としては、俺はお前を害したい、しかし、娘に何かをするのは許さないってよりは、スッキリしていてさ。
それを自覚している唯我独尊的なキャラならまだしも、無自覚にそれを言ってのけるキャラなんかは、いまいち好きになれない。俺はお前を害したい。しかし娘に何かをするのは許さない。卑怯者が。悪の手先め。で、倒したら倒したで、天罰であり、正義の勝利である云々。正義は害することを望んでも問題ないが、悪は害することを望むこと自体が悪である。そうなると悪の定義が自分の敵になる。力を振るっていいのは自分の仲間。すなわち正義。振るってはダメなのは自分の敵。すなわち悪。ってな風に。
そんなんよりは、娘には何をしても構わない。だから俺が何をしても構わないだろ、って方が好ましいよねーっと。