最近

レジで支払いをするとき不安になる。本当にこの金で足りているんだろうかと。や、手持ちが少ないからもしもオーバーしたら、あ、やっぱ、すいませんって買うのをやめなきゃならなんじゃないかという不安ではなく、例えば1125円だとしたら、本当に自分は1125円以上の金を差し出せているのだろうかという不安。
金銭のゲシュタルト崩壊というか、むしろ脳溢血だか脳梗塞だかの後遺症に近い。財布から1130円出したとして、本当に今自分が出したのは1000円札1枚と、100円玉1枚と、10円玉3枚なんだろうかと不安になる。いや、より正確に言うならば少し違うか。数はわかる。だけど質が危うい。本当にこれは10円の価値を持つものだったか、これは100円の価値を持つものだったか、合わせて商品の値段以上の貨幣を差し出せているのだろうかと、そういった感じ。
こうやって改めて書くと本気で末期な気がするけど、そこまでじゃない……よな?前兆って言葉が頭によぎったけど、前兆って文字が怖すぎる。字面自体が不吉に感ぜられて。