シンプル

「弱肉強食の理、勝ち残った者は支配する権利を持ち、負けた者は能力も技術も気概も理念も劣っている」そんなことを書いてる同人誌を読んだ。なるほど、もっともだ。そんな野蛮な、敗者が優れた文化を持っている場合もあるのですよ、なんて話になりそうだけど、そんなことはありえない。だってこの場合、勝利に繋がらなかったということは劣っているのであり、勝利に繋がった方のものは、輝かしい勝利に繋がるが故に、全てが優れている。そういう定義なんだから。
以前、歴史学だか何だかの本を読んだ時も似たようなことを思った。どこぞのRTSみたいに様々な土地に様々な文明が生まれ衝突する。最初は小競り合い、徐々に規模が大きくなり、最後には一大決戦が。そんなことをつらつらと書いてある文字を眺めながらトーナメントみたいだな、なんて感じた。戦争でどちらが優れているか決めるトーナメント。いくら豊かな文化を生み出したところで負ければそれは劣っている証。でも、ま、ゲームだと文化が教育やら科学やらに繋がって最終的には勝利しやすくなったりもするけど。
って、やっぱ、なんかヤバい人っぽくなるなー、こういうこと書くと。胡散臭げに誤魔化すならば、この考えでの終決は一つの文明が他を全て滅ぼすってのはもちろんあるけど、人類って群になるパターンもありえる。ピース、ピース。人類皆兄弟だよ、平和だよ、ピース。ダメだやっぱ。どうでもいいけど、だやっぱ、って語尾ありえそうだよね。ダメだ、やっぱ、ではなく、ダメだやっぱ。だやっぱ、だやっぱ。