直感さん

直感と当てずっぽうは、やっぱり違ってて、直感は機械語ライクにわかわかんない言語で、それ故、インプットされた情報を高速に処理することが可能で、直感からぽんっ!っと出てきた答えは、当てずっぽうにコインを振った結果ではなく、理性よりも優れた演算能力で弾き出された結果である、としたところで、やっぱり直感さんを信じることは難しい。理性にも理解できるような超高級な超低速な言語をベースにしてるから、直感さんのプロセスが理解できない。阿呆故に。
資産運用する偉い人は理由のある投資をするみたいな話がある。失敗した時の提出レポートにそれを言い訳にできるから。同じく理性さんが理解できる理由を採用するというのは多々見られる。最近見た中だと某ラノベにもあった。正しさに逃げるな、だっけか。いいことを言う。
負けても笑うこと。それがギャンブルの条件だ、みたいな話がある。多分直感さんを信じるというのも似たようなことなんだろう。そこに正統性を持つ言い訳は存在しない。だってあれあれこうだったから、なんて言い逃れはない。あるのは根拠のない、というより理性には理解することができない、直感さんを信じたという事実だけ。それを引き受けねばならない。他ならぬ自分が。信じたのは俺だ。だから文句は言わない、と。