足場

なんじゃこりゃどえらいもん書く人おんねんな、と圧倒されるような、翌日になったら首が痛くなるくらいの高さにある作品を読んだ後に、その人が影響されたという作品を読んでみると、ドラクエ5で一見何もない塔と塔の間を繋いでいた見えない床のように、鉄塔を渡ってたカイジがふと横を見た時にあったガラスの階段のように、その中間に透明な足場がキラリと光って見え、ほっとする。なんや1からこんなどえらいもん創りあげたわけちゃうねんな、と。それも束の間。改めて見上げてみると、不可能ではない高さではあるものの、足場は高く、作品は更に高い。ひどい跳躍。同じように他の足場が次々と見つかり飛び石から階段になったところで、やはり高さは変わらない。高い高い。変態の所業である。