涙もろさをアピールするのもどうかと思うけど、自分は全然泣けなかったなとアピールするのもなかなかやなカンジである。辛いモノを食べて、わー、これ辛い、と感想を言う人に対して、え?あ、そう?自分は全然大丈夫だけどなっと、って、若干ニュアンス違うな。なんていうか自分が辛さに耐性があることに対して自負を持っちゃっているような、たまたまアルコールに耐性ある人が酒に強いことを暗に、つまりは相手するのが面倒くせえと思うカンジに、アピールしてくるのと似たようなニュアンス。いやあ、激辛っていうから期待したんだけどボクには全然だったね、的なアピールをする人に似た、そんなやなカンジ。共通点としてはそうである自分がカッコイイとわかっていて、そうあろうと頑張っちゃってるところが、そしてそれを、そうである自分を他人に認めさせようとするカンジが、面倒くせえんだろうなー。酒に辛さに感動に強い俺カッコイイ、でしょでしょ?はいはいカッコイイカッコイイ、っていう手間すらだるい。というか総じてなんらかの決まったこたえを暗に求めるのは面倒くさいからなー。「はぁーあ」「どうしたの?どうしたの?って聞いてほしそうな溜息ついちゃって」っていうあれと一緒。