帰り道に可愛すぎる女子高生がいて思わず三度見をする。正確に言えば、可愛すぎてというより、二次元っぽすぎて。一昔前の合成写真が背景との違和感ですぐに合成だとわかったように、なんだか女子高生のいるそこだけが白く浮き上がって見えて、ARのような、三次元の背景に二次元がいるかのように思えて、え、え、え?ってな具合に三度見してしまった。
ま、種明かし的に言えば、ゼロコンマ二桁を誇る、グッドでナイスなマイアイズお得意の、焦点?何それ?ピンボケ?デフォです、という高機能によって、半透明に白い肌や、クリーニングから戻ってきたばかりのような真っ白いセーラー服の白が、輪郭なんて無視して広がって、なんとなくその子のまわりが白く浮き上がって見えた、ってなとこなんだろう。でも、ま、こういうことがあると、低い、悪いじゃなく低い、視力もまんざらじゃないな、なんて思う。こんな現実が見られるというか、現実がこんな調子だから。
しかし、まあ、あんだけ可愛いと大変だろうな、なんてことも思う。110cm以上のバストがあるのに近い。否が応にも好奇の目で見られるそれと。しかも、下世話な好奇心が中心のそれとは違い、より真剣で、面倒くせえカンジの視線や好意なんかが中心だろうから、それがどんなに望まぬものだとしても、同性からはあーだこーだ言われ、異性からも、そういった面倒くせえカンジの好意が中心となったフォロー、そして断った異性からの面倒くせえ中傷的な、そんなんばっかで、大変そうだなーっと。なんかしらに寄っかからないと立っていられなさそう。ま、偏見っつーか、大きなお世話っつーか、ほらね、ただすれ違っただけの人間に、こういうこと書かれるんだから、っつーか。