よくハッピーな創作物に対して、現実はそんなハッピーなもんじゃなく、辛く厳しいものであるのだからハッピーな虚構で現実から目をそらすのは、それを助長するのはけしからんという意見と、それに対する反論として、現実が辛く厳しいのは百も承知で、だからこそ、ハッピーな虚構によって、現実ではありえない幸せストーリーによって、心を癒し、現実に立ち向かうオアシスとしての役目が云々、ってな意見があるけど、そもそもからして現実がハッピーじゃねえからこそ創作物が面白くなるんじゃねえのかな、とか思う。
ハッピーでハッピーでしょうがない世界があったとして、そこの世界の創作物が面白そうかどうかっつったら、面白いとは思えない。わざわざ創作なんてしなくとも、ただ生きてるだけでハッピーなんだから、ハッピーがそこらに転がってるんだから、そもそも創りあげようとする意欲が湧かないんじゃないかなあ。そう考えてみると、ハッピーな創作物に対して云々ってのは、無効化されるっていうかナンセンス化するんじゃないかなっと。