やっぱり基本的には、俺TUEEEEがみんな好きなんだろうな、とかコンビニで立ち読みしながらふと思う。じゃ、なぜ俺TUEEEEが揶揄されるのかっていうと、そのやり方がへたくそだからなんだろうなっと。
たとえば、なんらかに心優しさを発揮してると自らが思ってるときに、それがゲスな哀れみ同情心からくるものだって突きつけられたら不愉快であるように、俺TUEEEEは好きなんだけど、あまりにも露骨でへたくそな俺TUEEEEをされると、その稚拙ないやらしさが自らに突きつけられたように感ぜられ、これはちょっと、てな具合になっちゃうんだろう。
アート的なものがそれを指摘するのを旨とするなら、エンターテイメント的なものは、いかにそれを気づかせずに楽しませるかを旨とするように、詰まるところ、もっと上手く騙してくれ。騙されたと気づかないくらいに、ってカンジだろうなっと。雑魚キャラ相手に俺TUEEEEするんじゃなく、次々と現れる魅力的で強大な敵キャラを、一見苦戦してるように見せながら、でもガチで苦戦しちゃうとだれちゃうから、バッタバッタとなぎ倒しいき、ぱっと見、俺TUEEEEには見えないけれども、その実、俺TUEEEE以外の何ものでもない、そんなカンジに。