ラジオの夢。パーソナリティが羊の話をする。ほら、こんな風に、といって羊のあごを撫でる仕草。すると、現実に、身体的に、あごを触られる感じがして飛び起きる。こ、こええ。夢を思い出してびびっているとあごの下がぷるぷるし始める。えっ、えっ、なにこれこわい。
その後しばらくあごの下がぷるぷる。どうやら変な姿勢で寝てたせいでしびれたらしい。で、思ったのは、夢は結構はやい。夢というか、思考のはやさが。捏造力。あごの下がぷるぷるし始めたほんの最初らへんには、もうネタ振りが終わり、突然羊の話をしたんじゃなく前振りがあった、羊の話にまで繋げる早さ。多分数秒と経たずにあの情報量。やっぱり速度のボトルネックとなる言語を操作するのではなく、イメージを直接操作してんだろうなあ。
以前書いた与太話、自我→行動ではなく、脳のどっかしらが決定→行動→自我、ってな具合に自我はモニターに、勝手に動くロボットに乗ってるパイロットに過ぎず、ロボットが走ったら俺が走れと念じたんだと、自我→行動だと、その場で捏造してそう思い込んでるに過ぎない、ってな話もこれをベースに思いつく。あの時も夢見て、あまりの捏造の早さに、そんなことを思う。