先々週くらいに、しばれる、ってのはよく言ったもんだね。寒いっていうのはいまいち実感を伴わないけどしばれるってのは、皮一枚が、水たまりにできる薄氷のように、薄くパリっと凍り付いて動きが鈍くなって、しばれるってカンジするんだもん、考えた人はいいセンスしてるよね、くぱぁレベル、なんて思ってたけど先週の寒波で早々に考えが変わった。しばれるとか手ぬるい。本当に寒いとしばれるなんて言ってらんない。寒い寒い寒い寒い。あるいは、さっぶ!逆ギレ気味に、さっぶ!マジギレ気味に、さっっぶ!!こうじゃないとカンジがでない。しばれるなー、なんて呑気なこと言ってられず、さっぶ!さっっぶ!!
これはあれかな。普段がどうか、って問題なのかな。しばれるは寒さに対して自分の体がしばれるという受け身だけど、さっぶは気候に対して文句を言う能動。普段暖かいとこだったら、そりゃ寒くなるのは数少ないから気候に対して文句言っててもそれほど消耗しないし、文句いってりゃそのうち暖かくなるから、ああ気候の馬鹿野郎にキレたったおかげやな、とまでは思わないにしても、ああ無駄な抵抗、阿呆なことしたとも思わないだろうけど、基本的にずっと寒いとこだったら、気候にキレたところでそれは常態ナチュラル自然なことであるからして、いくら気候にキレたところで寒さは増し増し、言っても変わらないから消耗し、当たり前のことにキレてたら、太陽が昇ることに毎朝憤る人のように、キチガイ扱いされるのが落ちであるように。まあ、とにかく、自分の実感としては、あくまで能動、さっぶ!さっっぶ!!と気候に弓引く槍投げる。さっぶ!さっっぶ!!