朝っぱらの満員電車に乗ってると、ふと、もしこれが地獄行きだとしても同じようなカンジなんだろうなあ、とか思う。車両中ほどまでお詰めください、ていうアナウンスに従うまでもなく、次々と乗り込んでくる乗客のため文句ひとつ言わず、すでにぎゅうぎゅうなのに、更にぎゅうぎゅうになるまで自ら詰める人々。騒ぐことも、暴れることもなく、無言で、粛々と。
銀河鉄道というよりは魔列車。戦争、はないか。事故や災害なんかで死者多数。すでに満員なのに、続々乗り込んでくる乗客がいたとしても、こうやって無言で詰めるんだろうなと。デザインとしても、銀河鉄道魔列車よりは、よくある在来線の方がしっくりくる。やっぱり。スーツ着て乗ってる人多数なんだろうなあ。私はね、これこれこういった理由で死んだんですよ、なんて誰かに語る人はほとんどいなくて、無言で、満員で、無表情な顔して、屠殺場に運ばれる動物みたいに、ガタンゴトン。
ま、どうでもいいけど、こういうとこスゴイよね。強みでもあり弱みでもあるけど。外人が不気味がるような統率性というか均質性というか。王国民のライブ映像につながるあれ。他の国の軍隊レベルの統率性じゃないかなとか思うようなことを、声優のアイドルライブで易々と発揮。恋姫だと黄巾党はアイドルオタクの集団って設定だったけど、王国民見てると、あいつらもっと頑張れたんじゃないかな、なんて思う。あるいは黄巾党は忠誠心の低いにわか集団。それほどまでの練度の高さ。チェケラッチョ。