道具と素人

素人と、素人には扱いづらい道具があるとき、大きくわけて2つのパターンがあるように思う。
素人を玄人に育てるやり方と、素人にも扱いやすいよう道具を改良するやり方。日本は前者。改良とか考えず道とかいっちゃうタイプ*1
たとえば、弓が中るように明鏡止水の精神を求めるのが弓道ならば、照準器やスタビライザーをつけて物理的に解決しようとするのが洋弓であるように。一概にどちらが良いかとは言えないが、改良した道具の供給に特別な支障がないならば、道具を改良した方が効率はいい。
当たり前の話だけど。でもたぶん当たり前じゃない。それくらい、そもそも素人にでも扱えるようにするって発想がないように思えるから。アボカド。ま、それが玄人の自然な発想なんだろうけど。だって素人でも扱えるようになってしまったら、自分が玄人になるためにかけたコストが無駄になってしまう*2から*3。バナナかと。

*1:ま、洗濯機とか炊飯器とかあるけどね

*2:と思えてしまう

*3:アーチェリーに玄人はいない、という意味ではもちろんない