かいしんのいちげき

ほんのこうげき。かいしんのいちげき。snydに大ダメージをあたえた。
この作品は自分のために書かれたと思ってしまう、なんて言い方がある。近くはシンジくん、古くはウェルテルとか。ははは、そんなアホなことあるかいな、っとこれは本気でそう思ってるのではなく、強意のレトリックかなんかだろうと思ってたんだけど、多分このダメージのカンジはそれに近い。自分のために書かれた、とまでは思わないけど、明文化してつきつけられたカンジ。ぐはっ。
これはキツイ。わりとマジで。わかっちゃいるつもりだったんだけど、こんだけダメージ食らうってことは、わかっちゃいなかったんだろう。というより、わかりたくなかったんだろう。僕らは彼らにはなれないことを。たとえ最初からやり直せたとしても僕らはやっぱり僕らにしかなれないことを。ありのままに世の中とやっていくことができる、幸福で愛想のいい健康でハツラツとして感じが良くやさしい親切な春を春のままに楽しむことができる、そう春みたいな、春みたいな彼らにはなれないことを。