それ以前

美味しんぼの山岡さんが結婚する前に、いきなり一緒に暮らすのはきついから月の半分くらいは別居するとこから始めないか?とか言って、まあひどい人ね、ゴミクズね、あなたは本当には愛していないのね、なんてボロクソに非難されてたけど、あのカンジはよくわかる。むしろ、よくそこまで妥協したなあってくらい。
イメージとしてはアメーバが2匹いて、そのアメーバ同士が徐々に癒着していって、2匹の境界線が見えなくなっていき、2匹のアメーバというよりは1匹の大きいアメーバといった具合になったとき、新しく1匹の小さいアメーバがその癒着した2匹の境界線の間からでてきて大きくなるまではひっついてるようなイメージ。
ケイゾクの最終回かなんかで、一緒に溶け合えば悩みも苦しみもない世界だよーっとかいう、人類補完計画を進めようとするラスボスに対して、てめえなんかと一緒に溶け合うだなんて真っ平ごめんじゃ!反吐がでるわ!なんつってたけど、気分的にはそんなカンジで、そういった癒着的なものはちょっと、っつー。
潔癖っつーよりは、それ以前の問題なんだろうな。人間としてそれ以前の。