イケメンを見た

俳優レベルのイケメン。遺伝子がちがうなあ、なんて思って、ふと考える。生まれつきで外見がこんなにもちがうように、内面もちがうのならば、結構すげえ話だよなあっと。思考能力だったり、性格だったり。昨日の今日で何言ってんのって話だけど、M型遺伝子異常という犯罪遺伝子の話でもあるから、マンガ読んだのが昨日で、イケメンを見たのが一昨日の話だから、しょーがない。
優生学は要するにカーブフィッティングと同じ罠、一時的には良い結果を残しても長期的にはより悪い結果となりやすいから、おすすめできない。おとなしくて蜜が多く取れるハチをメインに品種改良した結果、ある種の毒素に対しては耐性がなく壊滅したように、多様性をなくすことで、脆くなる。気性が荒く蜜が少ないハチが、その当時は存在しなかった毒素に対しては耐性を持っているかもしれないように、予期しえない環境世界の変化に対して、どの特性が幸いするかは誰にもわからない。環境世界のすべてを予期しえるようになれば、この世界どころかこの宇宙すべての動きをシミュレーションでき未来予知ができるようになるのならば*1、そういった最適化も意味を持つんだろうけど、そんなことは、まあ、ありえないだろうから、最適化なんてやめといた方がいいだろう。
ブサイクで性格がわるくても将来の変化に対応できる何らかの特性を持っているかもしれない。その時のための保険。いざというときのカードの数こそが、余裕というか、バッファというか、効率は落ちるけど、長い目で見れば結果として効率は良いっつーか。アクティブファンドよりインデックスファンドとか、14勝1敗の相手は1勝14敗に転じやすいが9勝6敗の相手は1勝14敗になることはほとんどないっていう話とか、優位性のある戦略でも過度なリスクを背負うと序盤のゆらぎで破産しかねないって話とか、そんな感じ。

*1:隕石が落ちてきて寒冷化とか