なべて世はこともなし

スヌーピーの配られたカードで勝負するしかないのさやら、ジョブスのconnecting the dotsやら、基本的に同じことを語っている。その場にあるカードでしかゲームは執り行うことができない。つーこって、まあそれなりに、その場のカードなりに、ゲームは進む。
で、そっから星座のような、小説のような、あるいは歴史のような、人間の脳の認識的な解釈が後付けで行われる。ただの星に線を引くことで何かに見立てるように、大したことのない出来事をつなぎあわせてご大層な出来事みたいに語るように、偶然のゲームも必然であったかのように、深謀遠慮の結果であったように語られる。
その場にあるカードでそれなりにゲームが行われ、その後にご大層な出来事であるかのよう語られる。なべて世はこともなし。そりゃそうだ。今よりひどい世界は見ることができないし、同様に、今よりいい世界も見ることができないんだから。この世界こそが唯一無二で、必然で、すべてに意味があり、すべてが神の設計図通りで、神の御意志のままに進んでいる。
アホか。