人の話は面白い

触手好きという人の話を聞いた。何でも女の子が感じたり触手に抵抗しなかったりするのはダメらしい。じゃあどんなのがいいのかって言うと触手という得体の知れないものに対して脅え傷つけられ絶望的な状況に陥ってるのがいいらしい。人間による輪姦や陵辱でもいいのか?っと聞くとそれでも構わないけど、それだとぬるいことが多く、壊れる一歩手前までにはいかないから、ダメな場合が多いとのこと。ふむ、どうやら触手は目的ではなく手段であるらしい。
何で壊れる一歩手前までいかないとダメなの?っと聞くと、壊れかけの女の子が好きらしい。壊れかけの子を助けてその時の思い出を絶望を持って語る彼女の側で一生添い遂げたいくらい好きらしい。女の子に絶対的な依存をさせたいのかな?と聞くとそうではないらしい。壊れかけの子の危うさに儚さのような美しさでも感じるのかな?と聞くとそうでもないらしい。じゃあ何なの?と聞くと、壊れかけの子の裏表のなさが好きだと言う。人格が崩壊寸前の所では繕うことなんてできないからと。
根本の原因はそこからもわかるように女性の裏表に対する絶望とも呼べる不信であるとのこと。ベタだけどガキの頃におばさんに、的なトラウマがどうとか。まあ、そんな感じで、自分の中の試行じゃありえないだろう組み合わせによって新しい世界が見えるから、人の話は面白い。壊れかけの子の絶望を聞きながら生涯添い遂げる、なんて発想はなかったからなあ。