2010-01-01から1年間の記事一覧

クズが素晴らしい作品を創った

クズをベースにすると、あんなクズが創った作品などくだらん作品だと考える。 作品をベースにすると、あんな素晴らしい作品を創ったのだから実はきっと人間も素晴らしいんだろうと考える。 どっちかをアンカーにして現実を歪める。でもべつに無理して歪める…

普通の人

最近普通の人とよく話す。普通に恋人がいて、普通に同棲して、普通に結婚して、普通に家庭を持つような人。 いぇーい、リア充でーす、といったカンジではなく、あくまで普通に、日常として当然としてごくごく当たり前のこととして、過ごしている人。学生時代…

殺害ではなく戦死

戦場で命をかけた者同士が相争う場合、それは殺害ではなく戦死というのです云々、なんつってる二次創作を読む。なるほど。なかなかスマートな考えではある。 まず相手方に対する配慮。犬死にですよ、っつーよりは、戦場で、殉死するように、戦死されたのです…

後悔

後悔をしないためには二つの方法がある。後悔しない選択をするか、選択してから後悔をしないか。 後悔しない選択についてもまた二つある。未来の時点で振り返ったとしても一切ミスのない選択をし続けるか、その時点での明瞭な判断基準を設けそれに従って選択…

人生の定義

40歳で嫁と子供を放っぽって絵描きの道へダイビング。最低という自覚はあるが反省はしてない。それがどうした?そんな調子。そんな人に対して、せいぜい三流にしかなれない公算が大なのに今の生活をすべて投げ出す価値があるのですか?と聞くことのバカバカ…

始めるに遅すぎることはあるか?原理的にはない。比べる相手は他人ではなく過去の自分であるが故。 たとえば50歳から学問を始めるとき。他人と比べれば遅いといえるが、比べる相手は自分である。今の今まで蓄積ゼロの自分。そして蓄積ゼロのまま70歳になった…

どんな文かは忘れたけど、その続きだけは覚えてる。それはまるで詩人と陸上選手の強さを比較するようなものだ。 現実にしろ物語にしろ、自分と他人の過去や現在を比べて羨む行為があるがそれは妥当か否か。 努力を計る際、生まれた環境や境遇、得意な分野や…

雨男の話。雨に遭遇する確率が10%だとすると、雨に降られた100回に10回のみを印象強く覚えていて、雨に降られなかった90回、自分が外に出たときタイミング良く雨が上がったとしても、それらを忘れるから云々。幸せが状態ではなく瞬間だという話を聞いて、そ…

世界には食べたくても食べられない子が云々。実際はどうあれ、その理屈ならば、無理して食うよりは残すべきじゃないかと思う。そして減らすべきだと思う。無理して食べて同じ量を買い続けるよりは。

そういえば今日図書館でサラダ記念日の文庫があったのでなんとなく手に取ってぱらぱらめくるとこんな歌があった。 食べたいでもやせたいというコピーあり 愛されたいでも愛したくない なるほどなー。売れるわいな。そんなよくあるコピーから、愛されたいでも…

間があいた。特にこれといった理由はないんだけど、なんとなく。特にこれといって書くこともないんだけど、あんまりあくと疎遠スパイラルの法則により更に間があいてしまうので、埋め草的に書いてみた。

なぜ平生の行いを正さねばならないのか。酒を飲んでわかる。思考能力が残念な域にまで低下した時に現れるのは、地や本性というよりは、最も少ないリソースで動かすことのできる、普段の習慣というルーチンだろうから。

無能とか有能っていうのはたとえば、小指と薬指をくっつけたまま動かすとか、ペン回しをするとか、手の甲を上にして閉じた指の上に置いた効果を右から左へ左から右へと動かすとか、そういったものに似てると思う。 もし仮に、手先の器用さが有能無能の物差し…

わりとリアルに人生やり直しを考える。もしも子どもの時に戻れたら、っていうあれ。ほぼ必須なイベント、小さい時の引っ越しとか、住環境、当時の生活などをいろいろと思い出し、そこで未来知識のある自分はどう振る舞うかと妄想シミュレーション。 結果、や…

古本屋のレジで「お預かりします」っていうのはわかるけど、図書館のカウンターで「お預かりします」っていうのがいまいちわからん。

何年か前。大きな龍を作り、それを披露し、そして壊す。そんな文化祭みたいな、どっかの学校の伝統行事を特集した番組に出てくる生徒の姿を見て、感動の自作自演だなんて言葉が頭に浮かび、そんなことを書いた気がする。 合唱コンクールやなんかで一所懸命や…

朝っぱらの満員電車に乗ってると、ふと、もしこれが地獄行きだとしても同じようなカンジなんだろうなあ、とか思う。車両中ほどまでお詰めください、ていうアナウンスに従うまでもなく、次々と乗り込んでくる乗客のため文句ひとつ言わず、すでにぎゅうぎゅう…

電車に乗ってたら知らないおじさんに肩を叩かれた。え?と思いよく見るとおじさんの手には見慣れた携帯。どうやらイスに座ってたときにポケットから落ちていたらしい。お礼を言い、電車から降りて、携帯をいじる。いつもと同じように、当たり前のように携帯…

あの人は本当の自分をわかってない、ってのは、ハゲって言われて怒るハゲた人と一緒だよなあっと。当人が薄毛薄毛言い張っても周りから見たらただのハゲでしかないように、周りから見てそうならば自分がどう思っていようが、自分とはそういう人間ってことな…

小説を読むようになって良かったと思うことは、d:id:snyd:20091212:1260593025、みたいな物語の蓄積もあるけど、人間のデータベースが蓄積されてくことの方が大きいのかなって思う。いろんな考え方のいろんな生き方をするいろんな人間のリストが増えてくこと…

運命論ってのは悲観的というか虚無的というか、諦め主義的なイメージがあったんだけど、どっちかっていうとむしろポジティブで合理的な考えなんだろうなあ。 自分の力じゃどうにもならないことを運命であるとか神の御心であるとかいう括弧でくくる。操作でき…

いいね。2行目と4行目が特に好き。困ったときには運まかせ、過ぎた昔はさらりと忘れ。 くよくよしないで、嘆きなさるな! 困ったときには運まかせ、 今のひと時、よく楽しんで 過ぎた昔はさらりと忘れ。 悪く見えても、そのうちに またよいこともあろうもの…

猿が人間に似てるんじゃなく、人間が猿に似てる。

侍魂だっけ。犬を鎖につなごうと思ったら逃げ出して、どこ行くのかと追いかけたら家の裏庭で目を輝かせてる。こいつはいつも家の入り口にある犬小屋で鎖につながれるからどうしても、勝手に逃げたら怒られるってわかってるのにもかかわらず、今まで見たこと…

図太さは皮膚化した心の粘膜とイコールなのか。トランクスに触れただけで激痛が走るのは一週間、少しの痛みが一ヶ月、違和感があるのは数ヶ月で、後はべつに何とも思わない、皮膚化してるから普通の肌に触れるのと似たような状態に、的な。3日、一週間、数週…

大人っぽい喋り方をする中学生を見かける。へー、すごいなあ、なんて思うもよくよく考えたらその中学生が大人びてるんじゃなくて、自分がそこらへんのレベルから成長してないだけなんだろうなあっと気付く。 同い年くらいなのに大人っぽい人がいた。女性だか…

タフさを「明日を楽観視する余裕」って書いてる人がいた。面白い。リーダーシップを、溢れんばかりのカリスマで他人を率いる能力とかではなく、「他人の能力を最大限に引き出す能力」と定義してた人を思い出す。 結局のところ何にも思考していない。チャート…

好きなこと、やりたいことは何ですか?個人の生き方として、仕事を決める指針として、そんな質問があるけど、自分のそれが、今更になってようやっとわかる。体を動かすこと、食べ物を売ることみたいに、能動的な何か、実際の仕事として存在する何か、じゃな…

豚を食べたことのないイスラム教徒は禁欲的なのか否か。そういう話。 国から出れば美味い美味いと豚を食べるけど国に帰れば豚を食べないイスラム教徒ではなく、生まれてこの方ただいっぺんも豚を食べたことのないイスラム教徒。それを禁欲と言うのかどうか。…

誰かがわたしを理解してくれたというのは、「誰かが理解したわたし」と「わたしが理解してる(と思っている)わたし」がたまたま一致したってだけの話だよね。 正解でも何でもなく、「誰か1が理解したわたし」、「誰か2が理解したわたし」、「誰か3が理解し…